20代にしておきたい17のこと
『20代にしておきたい17のこと』を読みました。
間違って本棚に置きっぱなしにしていたので、読み終えるのに3か月もかかってしまった。
著者は本田健さん。『ユダヤ人大富豪の教え』など自己啓発系の作品を多数出している。この方の本はほかの自己啓発本とは違い、簡潔に要点を絞って書いてあるので、とても読みやすかった。
内容を簡単にまとめると、今後の人生後悔しないために、20代でやっておいたほうがいいことを17個のカテゴリーごとに詳しく説明していくぜ!みたいな感じ。
僕自身、成人式を迎え、大学生活も半分回ったことで、将来への不安や先の見えない感じが少しでも解消されればと思い、この本を手に取った。
以下は17のしておきたいことを順に並べたものだ。
- 人生最大の失敗をする
- 大好きなことを見つける
- 一流のものに触れる
- 人生を100パーセント楽しむ
- 死ぬほどの恋をする
- 一生付き合える親友を見つける
- 両親と和解する
- 自分のルーツを知る
- 才能の形を知る
- 専門分野を持つ
- メンターを探す
- 人生が変わる本と出合う
- 質問力を鍛える
- お金と時間の管理を学ぶ
- 没頭できる趣味を持つ
- 異文化に触れる旅に出る
- 運について学ぶ
正直、高校生の頃に読んだ『10代にしておきたい17のこと』と被っている内容も多かったし、ごちゃごちゃしてないだけで言っていることはほかの啓発本と同じようなものだと思った。確かに間違ったことは言ってないのだが、みんな心の中ではわかっているというか、それができれば苦労しないよなぁ、みたいな感じ。また、内容が広く浅い分、頭に残りにくく、もうちょっと具体的な方法論とかも教えてほしかった。
何より、別に20代だけに当てはめて考えることじゃなくね?というのが僕の率直な感想だ。
ただ、著者の言う通り、20代だからこその価値観やモノの見方・感じ方というのは確かにあるわけだし、この17のことを実践するに越したことはないだろう。とにかく、普段頭で考えていても実行できなかったり、うまく言語化できなかったりといったことを整理することはできたので、そういったきっかけが欲しい人にはおすすめ。
余談だが、僕は自己啓発本があまり好きではない。一時期読みまくっていたのだが、結局同じようなことが書いてあるというか、読んだところであまり変わった感じがしないからだ。実践しようとしても気づいたらいつも通りになってしまって落ち込むし。まあ、人それぞれ感じ方は違うし、学んだことを継続して実践できる人には本当に有効なんだろうなぁと思う。
とかいいつつ、今回みたいに答えを求めて結局啓発本に手を出してしまうあたりが、一貫性のなさというか、すぐぶれるというか、こういうところが啓発本を有効に使えない理由なんだろうなぁ、、。